もうすぐ5月だなんて!2025年の時の流れの
さらなる速さに驚愕しています。
昨年末にお知らせしましたように、私はお正月明けに入院、初期乳がんの手術をしました。
そして術後の経過も順調な中、追加治療として放射線治療に25日間通いました。
今は傷の痛みも、放射線副作用の眠さも怠さもすっかり消えて、元の身体に戻りつつあります。
この体験を通し、これからの生き方について思うことや自分に誓ったことはいろいろあります。
(いつか整理がついたらブログに書くかもしれません)
健康であることにありがたみをより感じながら
これからも周りの人たちを大切に、
好きなことを続けていきたいと思っています。
そんなわけで、思っていたよりものんびり過ごしてしまいましたが、
3月末より嘘とミシンの活動を再開させました。
まずは小手調べにと、自分用のトートバッグを作りました。
思えばいつもお客さまのために黙々と制作を続けてきて、
自分のものを作ることはあまりありませんでした。
「これは自分のトートバッグにしたい」
そう思ってしまっておいたフランスの古いお花柄の生地。
着替えや大きめの本を突っ込んでも大丈夫なくらいのビッグサイズです。
ヴィンテージ生地を使ったポーチや気まぐれトートバッグは、
お好きな方が多い作品です。
今年またたくさん作っていきます。
こちらも時々お問い合わせをいただく小さな女の子のための「フリルポシェット」ですが
長年お世話になっているヨガの先生からお孫さんへと、
入院前からオーダーをいただいていてお作りしたものです。
お孫さんは優しいお顔立ちで、淡い色の洋服がよくお似合いのかわいい女の子。
カバさん柄のフランスヴィンテージの生地をベースに、
蛍光色は使わず 儚げなイメージで装飾しました。
「フリルポシェット」や「フリルドレスポシェット」は秋以降にまたオーダー再開いたします。
⭐︎春のピンク集め⭐︎
やっぱりこんな色が大好きです!
2025年の嘘とミシン。
夏前までは、お待たせしていた委託店さま向けの作品づくりを進めていきます。
夏以降は11/5から始まる個展に向けた作品づくりを。
(間に合うのでしょうか?間に合わせます!)
展覧会への作品づくりに集中しなければならないため、
新たなオーダー制作は展覧会後までお休みいたします。
旅行、ファッション、読書、映画、ドラマ、友との語らい、ヨガ、筋トレ(←new)。
心身、感性ともに鍛えながら、自由にものづくりを楽しんでいきたいです。
2025年もどうぞよろしくお願いいたします。
今年最後に作品をお届けしたのは愛知県・犬山市の雑貨店みわとわさん。https://miwatowa.jp/
小さな女の子のための「フリルスカートポシェット」です。
ふわふわのチュールスカートの下には
ヨーロッパから来たヴィンテージの動物たちの生地がのぞきます。
ファスナーは16cm。バッグの中の生地はギンガムチェック。
中に大切なものを入れておしゃれしてお出かけする姿は、きっとたまらなくかわいいことでしょう!
紐が長い場合はお子さんの身長に合わせて結んだり
縫い縮めたりと工夫してみてくださいね。
おひとつ6,600円。
みわとわさんでは通販も受け付けてくださると思います。
気になられた方はぜひご連絡を。
一緒に「サロペットくまさんチャーム」もお送りしています。
リバティファブリックのサロペット姿がかわいいくまさんたちは
一頭4,400円。
どうぞよろしくお願いします。
さて、明日で2024年も終わりです。
ことしもたくさんの方々に嘘とミシンの作品・商品をお買い上げいただき
かわいがっていただいて、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。
ここで突然のご報告を。
現在風邪もひかず全くもって元気ではあるのですが
12月頭に発覚したとある病巣を治療するために
お正月明けすぐに10日ほど入院し、手術を受けることになりました。
退院後はリハビリや服薬を続けますが
体調が整うとともにまた針仕事もゆっくりと再開するつもりです。
また新しい作品をこのホームページで紹介していきますので、
どうか楽しみにお待ちくださいね。
どなたさまにとっても、来る年がよりよいものになりますように⭐︎
12月13日(金)21時からスタート予定のヌガートゥロンさんでの企画展
「Parts of the body展」のために送り出した
フリルポーチ3点をご紹介します。
薬膳や中医学の世界に「似類補類」という考え方があります。
身体のあるパーツに形や色が似ている食物は、そのパーツの調子を整えるという考えです。
たとえば、脳と胡桃の形が似ているから認知症予防に胡桃を食べよう、とかいうアレです。
ということで今回は心臓(トマト)、腎臓(そら豆)、肺(ぶどう)という組み合わせで
おなじみフリルポーチを作成しました。
「心臓」は臓器モチーフの中でやっぱり一番人気かもしれませんね。
真っ赤なトマトを食べて、プルプルでフレッシュな心臓を保っていきましょう!
優しいピンクのコーデュロイはやわらかな手触り
ふちどるシルバーのフリルは、パリパリいう音も心地よいポーチです。
お次は「肺」。肺はいくつもの肺胞で構成されていてその形状がまるでぶどうのよう。
空気が乾燥しだす秋に出回るぶどうは、肺を潤してくれるそうです。
肺胞を白いレースで表現、ぶどうは5種類の紫色の生地でパッチワークしています。
弾けるサイダーのように美しいブルーのポリエステルのフリルが
ギンガムチェックの周りを飾る、華やかなポーチになりました。
最後はこの中ではもっともマニアックな臓器かもしれません。「腎臓」です。
本当にそら豆って腎臓にそっくりな形をしています。
腎臓はパワーの象徴。おいしく豆を食べて腎気を養いましょう!
懐かしさを感じさせるあたたかなコーデュロイという生地が私は大好きなのですが
今回はチョコレートのようなよいブラウンカラーのコーデュロイを使いました。
フリルはポリエステルのゴールド。
まるでチョコレートの包みのようで、この組み合わせが冬にぴったり。
3点とも臓器モチーフがお好きな方にそれぞれ旅立つことを願いまして…
ヌガートゥロンさんのオンラインショップでの販売をお待ちくださいね!
私が今が公開を楽しみにしている映画は
パリのとある大病院での医療の現場を記録した
フランス発のドキュメンタリー映画
「人体構造のすべて」DE HUMANI COPPORIS FABRICA です。
ふだんは見られない手術時の臓器や内視鏡の映像や、常に生と死と隣り合わせの医療従事者の日常も収められているそうで。
身体への興味が尽きない私にとっては必見の映画です。
つくづく感じるのは、人間の身体の構造は複雑極まりないのに、脳の司令に基づいて毎日ノンストップでちゃんと動いてくれる。
それは本当に不思議でありがたいということ。
そして人間の身体のパーツは表側も内側もひとつひとつが本当に美しい。
神さまが人間を作ったのだとしたら、デザインセンス抜群ですね!
そんな風に「人体」への関心を持つ人は私だけではないはず。
人体マニアのみなさんに楽しんでいただけそうな展覧会が
オンラインショップヌガートゥロン (nougatturron)さんで
12月2週目から始まります。
「The parts of the body」展
からだのどこかをモチーフにした作品を集めた展覧会。
数組の作家さんたちに混じり、嘘とミシンも参加することになっています。
ヌガートゥロンさんからのリクエストは「人体のどこかを題材にしたポーチを3点」。
そこで嘘とミシンは、ある臓器をアップリケしたポーチを制作することにしました。
臓器なのでなけっこうグロテスクな作品になるかな?と思いきや
なんだか脱力感のあるかわいいポーチになりそうです。
ヌガートゥロンさん のオンラインショップhttps://creamsouffle.thebase.in
での販売を人体マニアのみなさん、どうぞ楽しみにしていてくださいね!