先日、羊文学のライブ「すーーーはーーー」に行ってきました。
心臓や脳に響くシンプルで力強いギター、ベースとドラム、そして甘く美しく浮遊感いっぱいの旋律。
それらを大きなホールいっぱいに降り注ぐ光のシャワーとともに、身体いっぱいに浴びて最高でした!!
MCもほとんどないストイックな内容で、最後は「このまま音に溶けてしまいたい!」というちょっと危ない感情まで滲み出てくるライブでした。
羊文学は河西ゆりか(Ba.)塩原モエカ(Gt/Vo.)そしてサポートメンバー(Dr.)で構成された3ピースバンドなのですが
私が彼女たちを知ったのは2021年頃のこと。
坂元裕二脚本の大好きな映画「花束みたいな恋をした」の終盤のシーンで
出会ったばかりの若い男女(細田佳央太と清原伽耶)が
夜のファミレスで互いの好きなミュージシャンを語り合っていた時に
「羊文学」の名前が登場したのです。
どんな音楽なんだろうと気になったのですぐさま聴いてみると「これ好きな感じ!」となり、
それ以来アルバムも全部聴くようになりました。
近年では「呪術廻戦」や「推しの子」などのアニメ、
Netflixで配信している「九条の大罪」などでも羊文学の曲が使われていて
すっかり売れっ子やー!
ちなみに「九条の大罪」のオープニングに流れる『dogs』は 大好きな曲なのですが、
ライブではこの曲のあまりのゴリゴリのロックぶりがカッコ良すぎて
「キエェェェー!!」とつい、もの凄い声量で叫んでしまいました。
(ちなみにひとりで参戦)
ライブにはこのジャージを羽織って行きました。
2022年に販売されたミナペルホネン とケイスケカンダがコラボレーションしたジャージです。
ケイスケカンダお得意の手縫いのステッチ入りジャージに、
腕にミナのtambourineの生地がパッチワークされたクラフト感溢れるアートのようなジャージなんです。
そして発売当時このジャージを着てモデルをしたのが羊文学のモエカちゃんだったのです。
それはそれは儚げでかわいい姿でした。
振り返るとあの頃はコロナ禍で世の中が鬱々していたなぁ と
今ではライブもマスクをせずに大声を出して楽しめるようになって、本当によかったです。
ぐっと寒くなってきました。
ニットにタイツにマフラーそして靴にアクセサリー。
さまざまなアイテムを重ねることで色合わせが極限まで楽しめる秋がやってきて、嬉しい私。
でもファッション界は秋冬を飛び越え、来年の春夏コレクションの発表真っ只中です。
パリコレの2027年SSコレクションの中ではいまのところダントツでドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)
が好みでした!もー本当に素晴らしくて何度も配信動画を見ています。
テーマは「グラマー」。星や架空の映画のワンシーンを描いたオリジナルのテキスタイルもロマンティックでロックで良いのですが、
今回はなんといってもやはりスタイリングの配色の美しさが際立っていると思いました。
日本では一般的に「コーディネートの色合わせは3色まで」と言われていて、
それでなくても街は暗めで無難な配色の人が多くてつまらないと感じているのですが
ドリス・ヴァン・ノッテンのモデルたちを見ていると
「トーンを合わせれば多色使いがこんなに美しくなるんだ!」と勇気をもらった気分です。
全部良いのですが、特に好きで参考にしたいと思った6つのルックを厳選してみました。
ペールトーンに効かせたチェリーピンクのキュートさもたまらないし、
洋服に留めたキラキラ光るコスチュームジュエリーにも個人的に大注目👀でした。
こちらは先日の友人たちとの飲み会のひとコマです。
いつもそれぞれに似合う個性的なおしゃれをしているふたりの友人なのですが
この日の足元もゴブラン織りのバレエシューズと、革の白いとんがりシューズがかわいかった。
何歳になってもおしゃれを諦めずに。お気に入りの靴をはいて歩いていたいなと思います。
シルバーウィーク最終日は岡田敦さんという写真家の展覧会「ユルリ島の馬」を見てきました。
ゆ、ゆるり島?
なんともかわいい名前のこの島は
北海道・根室半島の沖合に浮かぶ無人島。
かつてユルリ島では人間と馬たちが
農業と漁業の大事な相棒として共生していました。
しかし経済の発展、時代の移り変わりとともに人間は去り、
馬たちだけがとり残されることに。
そんな島と馬たちの姿を記録した写真は
とても幻想的で、神聖な気持ちになりました。
立て髪が伸び切った白馬は神々しく、息を呑む美しさ。
ミネラルをたっぷり含んだ草を喰み、悠々と島を駆け回り、
生を謳歌してきた雌馬たち。
彼女たちがやがて骨となって朽ち果て、
最後の一頭になるまでこの島で生きていく姿を想像すると
現代のお伽話のようにも思えました。
フォトサロン向かいの大通公園では現在
北海道の秋の味覚とお酒が楽しめる「オータムフェスト」の真っ最中。
まぁちょっと寄ってみますか…と
見事な秋晴れの空の下
サッポロビールのSORACHIの生とフレンチのお皿で乾杯。
その後ほろ酔いで家まで歩いて帰って
今日の歩数は1万歩でした。
こんな掘り出し物に出会えることがあるから昔の映画をチェックするのはやめられません。
日本未公開だった1985年のブラジル映画「星の時」4Kリマスター版がシアターキノで上映されるとのことで、早起きして出掛けてきました。
はじめてフライヤーを見た時「フランス映画かな?え、ブラジル映画なのかぁ。アメリみたいなかわいらしいお話かな?」と期待しました。でも、全く違って暗めのトーンの悲しいお話だったので、フライヤーから受けた印象と違うことに驚きました。
この色調。アキ・カウリスマキの映画のワンシーンみたい。
洋服のコーディネートから調度品にいたるまですごく好みで!
こっちなんてあざとくないウエス・アンダーソンのような配色。
(ウエス・アンダーソンはそのあざとさが良いのですが)
私はとくに60年代〜70年代のフランス映画の色調や音楽がすごく好きで
大きな影響を受けています。
これは40年前のブラジル映画ですが、
やっぱり昔の映画が醸し出す空気っていいなぁと思いました。
このおっちゃんが抱えているモケモケの巨大ぬいぐるみなんて、ださ可愛くてキュンとなります。
むかーし父がこんなケバい色味の変なぬいぐるみをお土産に買ってきてくれたなぁなんて、
懐かしさを感じました。
このおっちゃん、最高にクソ男なんですけどね!
(ネタバレになるといけないので詳しくは書きません)
どうしようもない、やるせなさに気怠くなる内容ではありましたが、
そこがまた記憶に残る映画になりそうです。
漫画はもちろんアニメ版も素晴らしかった「ルックバック」
このたび是枝裕和監督が実写化した映画を観てきました。
原作者・藤本タツキの故郷、秋田県にかほ市の大らかな田舎の景色が、ふたりの少女の心象風景と重なってグラデーションをつけていくところは本当に美しくて、これぞ是枝監督という感じがしました。
中学生コンビの漫画家として鮮烈なデビューを飾り、以降も快進撃を続けるふたりが
やがて進む道が変わってきてしまうまでを描いた青春物語。
そして京都アニメーションでのあの忌わしい出来事が裏モチーフにあることもあって「漫画家やアニメーターなどの創作者へのリスペクト」が根底に流れる熱い作品でもあります。
是枝監督はその部分が伝わるように、ふたりが漫画を描き続ける日常のシーンをとくに丁寧に描いていたように感じました。
劇中に感じるさまざまな「音」も印象的でした。
カリカリカリ…というつけペンで線を描き込む音や紙が捲れる音、
クラシックギターやストリングスの劇伴音楽も。
原作ではさらっとしか登場しない小学校の教師(宮藤官九郎)や
集英社の伝説の編集者(菅田将暉)の描き方に膨らみを持たせたのにも意味があったし、
原作の世界が理想的に実写化されていると思いました。
なにより子供時代〜大人になるまでの主役の少女たち4人の俳優がみずみずしくて。
特に京本役の蒔田彩珠の繊細な演技は光っていました。