嘘とミシンの作品についてのNEWSはこちらから⭐︎

へっぽこヒーローバッグ・フラリーヌ④/はじまりのバッグ

4点目のフラリーヌバッグは題して

「へっぽこヒーローズ」!!

こちらはフランスから来た古い生地を使っているのですが

描かれているのはまるで偽物アベンジャーズ!

はっきりいって弱そうです。

乗り物も「こんな感じでいいよね?」と

適当にデザインされているようで、なんとなくダサいです。

 

果たして彼らに世界の窮地は救えるのでしょう

か…?

 

IMG_8672.jpeg

 

ベースの色自体は薄いブルーで主張しすぎず、どんな洋服にも似合いそう。

しまえる巾着つき。

 

「へっぽこヒーローズのフラリーヌバッグ」は11/5~9開催の嘘とミシンの個展

「面影アパートメント」で展示販売します★

 

IMG_8924.jpeg

 

 

「はじまりのバッグ」

 

持ち手はボロボロ、カップケーキの上に留めたヴィンテージのボタンは割れています。

年季の入ったこのトートバッグは約20年前に、姪の楓ちゃんのために作った幼稚園用のサブバッグです。

今見ると稚拙な箇所も多いのですが

「このバッグを持って楽しく幼稚園に通ってもらえたらいいな」という

叔母の気持ちが満載なのが分かります。

 

使っている材料を見ると「このリボンのボタンは表参道のラ・ドログリーで買ったなぁ」とか

「バレリーナのワッペンは吉祥寺のコットンハウスで…」とか

ひとつひとつ選んで作った20年前の記憶が甦りました。

どちらも今はもう、その場所には無い手芸店です。

 

「手にしてくれる誰かのために、楽しく作る」

初心を忘れないために、このバッグを妹から借りて

個展で展示したいと思っています。

 

ロマンチストなフラリーヌ/蕎麦が好き

マチが大きなエコバッグ型で

物がザクザク入るバッグ「フラリーヌ」。

展覧会用のフラリーヌのご紹介、3つ目はこちらです。

このフラリーヌはまるでロシアのおばあちゃんちのテーブルクロスみたいな柄。

真っ赤なバラをきれいなブルーの格子が縁どる

ロマンティックなテキスタイルです。

ロシアの生地?と思いきやドイツ製のヴィンテージ。

古い生地なのに色褪せも見られず、きれいな発色なのも魅力的。

少し厚めの丈夫なコットンなので、

さつまいもやビール缶など重めのものもOKな、頼れるフラリーヌです。

IMG_8923.jpeg

 

個人的には真っ赤な洋服に合わせて持ちたいですが、

デニムとか普段のどんな色味のファッションにも合いそうです。

内側には白地に小さな赤いハートがぎっしり詰まった

かわいい生地を合わせています。

しまえる巾着つきなので、手荷物が増えたとき用に

バッグの中に備えておくこともできて便利です。

 

IMG_8913.jpeg

 

「そばと私」

うどんより蕎麦の方が断然好きです。

もちろん、夏にコシがあって喉越しの良い冷たいうどんを食べることや

寒い日に火傷しそうになりながら鍋焼きうどんを食べるのも良いですが、

そのコシの強さや麺の太さに、時々口が疲れる時があるのです。

その点、蕎麦はいつ何どき目の前に出されても、たとえ眠りながらでも、

ズルッとノーストレスで口に運べます。

って、いやいや、本当は香り高い蕎麦そのものの味が好きっていう話なんですがね。

 

今週の日曜日の夕方、夫と買い物がてら蕎麦屋に出向き

ビールと天ぷら、ざるを一枚いただいてきました。

お店の庭の池で泳ぐ鯉みたいにでっぷりと育ったかわいい金魚たちを眺めながら、

よいひと時でした。

 

 

 

peacefulなトートバッグ/

持って出かけたらいいことが起こりそうな、

ドイツヴィンテージの生地をつかったpeacefulなバッグが出来ました。

生地というものは小さな同じ模様が全面に規則的に続くデザインが多いものですが

ヴィンテージ生地には、一枚の大きな絵のようなこんなテキスタイルが時々見つかります。

とくにこういう子ども柄の生地は、昔カーテンやシーツだったことが多いそうです。

 

IMG_8835.jpeg

 

この生地を活かすには…クッションカバーもいいかな?とは思ったのですが

やっぱりバッグが一番。

片方は青空の下仲良く行進する子どもたちの姿が、 

そしてもう片方には森の中に佇む二軒のお家が描かれています。

空や鳥の羽根の色に合わせて、フリルは王道のブルーのギンガムチェックにしました。

内側はシンプルに無地のロイヤルブルーのリネンを。

 

IMG_8834.jpeg

 本体にも持ち手にも厚めの綿を挟んでいるため

クタッとならずしっかりとした手触りです。

長く愛用していただくことで、さらにヴィンテージに育ててもらえますように!

 

IMG_8801.jpeg

 

先週は健康診断、循環器科、眼科、そして鍼灸に行くという「身体メンテナンス週」でした。

年に一回の健康診断、ことしは人間ドックを受診したのですが、

肺活量が同年代の平均値を大幅に上回っていたらしく

検査のお姉さんが数字を二度見していました。

呼吸を意識し肺を大きく広げるヨガを長年続けているおかげかもしれません。

 

 検査のあとは、検診センターから貰った無料チケットで

センター階下にあるホテルの軽食セットを食べました。

実は「タダ券で食べるか」「ここから歩いていける大好きなカフェ《カフネ》で

ナポリタンを食べるか」少し迷ったのです。

でもあまりの空腹に耐えかねて、すぐ出てくるタダ券ごはんを選んでしまいました。

そして、すぐさま後悔…

ふちの赤い人工的なハムや分厚いだけで風味のない食パン、出涸らしみたいなコーヒー。

空腹は満たされても心は空虚さを感じてしまいました。

来年の検査の後は絶対に妥協せず、美味しいものを食べよう🔥と自分の胃に誓ったのでした。

IMG_8818.jpeg

バッグやポーチなどの小物を仕立てるために少しずつ切って使ってきたヴィンテージの布。

時代を感じさせる今ではもう作られていないそんなヴィンテージファブリックは

同じものにまた出会うこともあまりありません。

そんな貴重な布ですが、

そこからもうどんな品にも加工できないくらい小さくなったハギレを使って

プチチャームを作りました。

中に綿を詰めているのでフワフワの手触り。

ぽんぽんやリボン、チュールなどで飾ったらクリスマスツリーに飾ってもいいような

華やかさが出ました。

こんな愛らしい「生地のかけらたち」はまだまだ

たくさん手元にあります。

展覧会までにもっと作って、ギャラリーでは窓辺の木の枝に吊るして

自由に手に取ってもらえるようにしたいと思います。

きっと夢のような光景に!

小さなお客さまにもお小遣いで手にしてもらえるよう

コインで買えるお値段にするつもりです。

 

IMG_8803.jpeg

 「タグのこと」

嘘とミシンの商品には手づくりの小さなタグをつけています。

業者さんに頼んでタグをプリントしてもらうことも考えたことがあるのですが

ハギレにはんこを捺してアイロンでプレスして…

というアナログな方法でのタグの方がずっとかわいいという理由だけでこうしています。

最近、夜になるとうちの裏庭では虫たちが大合唱をはじめるようになりました。

すっかり秋の到来だなぁと涼しい風を感じながら

今日もミシンをかけています。

IMG_8858.jpeg

 

このタレ目のクマさんのハギレも可愛すぎるのでタグにしました。

よく見ると、クマは黒電話を手に持っています。

こちらはキッズ用のポシェットのタグにする予定で制作中なのですが、

このバッグを使ってくれるような幼いお嬢さんはきっと黒電話をご存知ないことでしょう。

この布がそれだけ古いものであることがわかります。

3丁目バッグ/ヤン・シュヴァイクマイエルン「蟲」を観た

近所のコンビニやスーパーに行く時、ちょっと郵便局や銀行へ

という時に財布やハンカチ、鍵やスマホを

パパパと小さなバッグに突っ込んで出かけることがあるかと思います。

そんな時に重宝する、かわいくて気軽に持てそうなご近所バッグが出来ました!

今日紹介するこのバッグは「3丁目バッグ」と名付けました。

IMG_8792.jpeg

 

片方には発色が美しいグリーンの格子柄にウサギやクマが潜む綿素材の生地を

もう片方には、これ又ものすごく鮮やかだけど品のいいフューシャピンクのファー生地を合わせました。

バッグ内側にはパープル×グレーのボーダーを差し込んで

秋冬の暗くなりがちなコーディネートに映える配色にしています。

IMG_8791.jpeg

このファー、触り心地が本当に良いのです。

しっとりとして生地感が安っぽくないので

「コートにしてもいいんじゃないか?」と思うくらい気に入っているファーです。

持ち手のグリーンはパッキリとしたマラカイトグリーン。

「3丁目バッグ」はピンク×グリーンの王道のキュートなカラーを楽しめるバッグです。

ご近所バッグシリーズ はこれ以外にも違う配色で

全く違うタイプのバッグを何点か用意して展覧会でお披露目する予定ですが、

ひと足先に当ホームページでのご紹介もどうぞお楽しみに!

 

IMG_9109.jpeg

 虫が嫌いな方がいらしたら御免なさい。

チェコのヤン・シュヴァイクマイエル。

大好きな映画監督でアーティストでシュルレアリストなのですが

91歳になる彼の2018年の長編作品「蟲」を観てきました。

チャペック兄弟の戯曲虫の生活の第二幕捕食生物たちに取り組む

小さな町のアマチュア劇団のお話です。

 癖の強い劇団員のそれぞれの珍妙な言動や作り込まれた蟲のコスチューム、不思議な効果音、

脈略のないストーリー展開、ほんものの大量の蠢く蟲!!

好きな世界を好き勝手に作ってる感じが最高でした。

久しぶりに映像にただ身を委ねるヘンテコで贅沢な時間を過ごしてきました。

 

チェコ公開時のこのポスター、日本でも売ってくれたらいいのに〜

 

 

 

 

 

 

 

1 2
トップへ戻る