持って出かけたらいいことが起こりそうな、
ドイツヴィンテージの生地をつかったpeacefulなバッグが出来ました。
生地というものは小さな同じ模様が全面に規則的に続くデザインが多いものですが
ヴィンテージ生地には、一枚の大きな絵のようなこんなテキスタイルが時々見つかります。
とくにこういう子ども柄の生地は、昔カーテンやシーツだったことが多いそうです。
この生地を活かすには…クッションカバーもいいかな?とは思ったのですが
やっぱりバッグが一番。
片方は青空の下仲良く行進する子どもたちの姿が、
そしてもう片方には森の中に佇む二軒のお家が描かれています。
空や鳥の羽根の色に合わせて、フリルは王道のブルーのギンガムチェックにしました。
内側はシンプルに無地のロイヤルブルーのリネンを。
本体にも持ち手にも厚めの綿を挟んでいるため
クタッとならずしっかりとした手触りです。
長く愛用していただくことで、さらにヴィンテージに育ててもらえますように!
先週は健康診断、循環器科、眼科、そして鍼灸に行くという「身体メンテナンス週」でした。
年に一回の健康診断、ことしは人間ドックを受診したのですが、
肺活量が同年代の平均値を大幅に上回っていたらしく
検査のお姉さんが数字を二度見していました。
呼吸を意識し肺を大きく広げるヨガを長年続けているおかげかもしれません。
検査のあとは、検診センターから貰った無料チケットで
センター階下にあるホテルの軽食セットを食べました。
実は「タダ券で食べるか」「ここから歩いていける大好きなカフェ《カフネ》で
ナポリタンを食べるか」少し迷ったのです。
でもあまりの空腹に耐えかねて、すぐ出てくるタダ券ごはんを選んでしまいました。
そして、すぐさま後悔…
ふちの赤い人工的なハムや分厚いだけで風味のない食パン、出涸らしみたいなコーヒー。
空腹は満たされても心は空虚さを感じてしまいました。
来年の検査の後は絶対に妥協せず、美味しいものを食べよう🔥と自分の胃に誓ったのでした。
バッグやポーチなどの小物を仕立てるために少しずつ切って使ってきたヴィンテージの布。
時代を感じさせる今ではもう作られていないそんなヴィンテージファブリックは
同じものにまた出会うこともあまりありません。
そんな貴重な布ですが、
そこからもうどんな品にも加工できないくらい小さくなったハギレを使って
プチチャームを作りました。
中に綿を詰めているのでフワフワの手触り。
ぽんぽんやリボン、チュールなどで飾ったらクリスマスツリーに飾ってもいいような
華やかさが出ました。
こんな愛らしい「生地のかけらたち」はまだまだ
たくさん手元にあります。
展覧会までにもっと作って、ギャラリーでは窓辺の木の枝に吊るして
自由に手に取ってもらえるようにしたいと思います。
きっと夢のような光景に!
小さなお客さまにもお小遣いで手にしてもらえるよう
コインで買えるお値段にするつもりです。
「タグのこと」
嘘とミシンの商品には手づくりの小さなタグをつけています。
業者さんに頼んでタグをプリントしてもらうことも考えたことがあるのですが
ハギレにはんこを捺してアイロンでプレスして…
というアナログな方法でのタグの方がずっとかわいいという理由だけでこうしています。
最近、夜になるとうちの裏庭では虫たちが大合唱をはじめるようになりました。
すっかり秋の到来だなぁと涼しい風を感じながら
今日もミシンをかけています。
このタレ目のクマさんのハギレも可愛すぎるのでタグにしました。
よく見ると、クマは黒電話を手に持っています。
こちらはキッズ用のポシェットのタグにする予定で制作中なのですが、
このバッグを使ってくれるような幼いお嬢さんはきっと黒電話をご存知ないことでしょう。
この布がそれだけ古いものであることがわかります。
近所のコンビニやスーパーに行く時、ちょっと郵便局や銀行へ
という時に財布やハンカチ、鍵やスマホを
パパパと小さなバッグに突っ込んで出かけることがあるかと思います。
そんな時に重宝する、かわいくて気軽に持てそうなご近所バッグが出来ました!
今日紹介するこのバッグは「3丁目バッグ」と名付けました。
片方には発色が美しいグリーンの格子柄にウサギやクマが潜む綿素材の生地を
もう片方には、これ又ものすごく鮮やかだけど品のいいフューシャピンクのファー生地を合わせました。
バッグ内側にはパープル×グレーのボーダーを差し込んで
秋冬の暗くなりがちなコーディネートに映える配色にしています。
このファー、触り心地が本当に良いのです。
しっとりとして生地感が安っぽくないので
「コートにしてもいいんじゃないか?」と思うくらい気に入っているファーです。
持ち手のグリーンはパッキリとしたマラカイトグリーン。
「3丁目バッグ」はピンク×グリーンの王道のキュートなカラーを楽しめるバッグです。
ご近所バッグシリーズ はこれ以外にも違う配色で
全く違うタイプのバッグを何点か用意して展覧会でお披露目する予定ですが、
ひと足先に当ホームページでのご紹介もどうぞお楽しみに!
虫が嫌いな方がいらしたら御免なさい。
チェコのヤン・シュヴァイクマイエル。
大好きな映画監督でアーティストでシュルレアリストなのですが
91歳になる彼の2018年の長編作品「蟲」を観てきました。
チャペック兄弟の戯曲『虫の生活』の第二幕「捕食生物たち」に取り組む
小さな町のアマチュア劇団のお話です。
癖の強い劇団員のそれぞれの珍妙な言動や作り込まれた蟲のコスチューム、不思議な効果音、
脈略のないストーリー展開、ほんものの大量の蠢く蟲!!
好きな世界を好き勝手に作ってる感じが最高でした。
久しぶりに映像にただ身を委ねるヘンテコで贅沢な時間を過ごしてきました。
チェコ公開時のこのポスター、日本でも売ってくれたらいいのに〜
今日は土星から来た「ピロりん」のブローチを紹介します。
ピロりんのボディはもともと黒と白の斜めボーダーの生地にピンクのファーを合わせるという
クッキリはっきりとした配色で作ってきました。
ですが今回は、装い新たにパステルカラーでまとめたドリーミングピロりんを誕生させてみました!
ピロりんたちは土星から来たUMA(地球外生命体)なので
浮き輪のような「環」を身にまとっていますが
そこにもキラキラしたパーツを縫い留めてお洒落させています。
裏側に大きめの兜ピンがついているので
トートバッグの持ち手に通して使うこともできます。
展覧会ではピロりん、その他の不思議アイテムをまとめた
楽しい「宇宙コーナー」を作る予定でいます。
UMAといえば、この夏、私にとって今後忘れることができないアニメに出会ってしまいました。
「タコピーの原罪」
2021年に「ジャンプ+」で連載された漫画「タコピーの原罪」(タイザン5作)がアニメ化された作品なのですが
これがかなり衝撃的な内容だったのです。
ざっくり簡単に説明すると…
出会った人をハッピーにするという使命を持って地球に舞い降りたタコ型UMAタコピー。
複雑な家庭事情と学校でのいじめに苛(さいな)まれる小学生、しずかちゃんを助けるために奮闘するタコピーの物語。
巷では「鬱アニメ」とか「悪夢版ドラえもん」などと言われているほど
これがまぁ、暗くてハードで、哀しくて、子どもたちが切なくて、タコピーが愛しくて。
全6話を観終わった後はいろんな感情が湧き出てきて
とにかくやるせない気持ちで満たされるという不思議な魅力のある物語でした。
「タコピーにまた会いたい!」
そんな風に思うほど映像の中のタコピーは姿も声もかわいくて大好きなのですが、
辛いエピソードが多過ぎるためまた哀しい気持ちになりたくなくて、見返すことができずにいます。
9月になりました。
そろそろスパイシーで少し重めな香りを焚きたくなり
お花はケイトウや木の実のついた枝物を飾りたくなってきました。
作るものの素材もウールやファーに手が伸びるように。
写真の作品は、11月の展覧会用に作った「キャンドルブローチ」です。
たくさん集まると色や柄がひしめき合って美しくて
時間がかかった分、なんだか愛おしく感じます。
円柱状に作った芯の中には綿を詰め、てっぺんの炎は
チュール、オーガンジー、羽根で作っています。
炎が風で揺らぐ様子は本当のキャンドルのよう。
一本ずつにビーズやスパンコールの装飾を加えていて
どれもとってもきれいなので、お手にとって眺めて欲しいです。
いつまでも消えることのないキャンドルブローチは
アクセサリーとしてだけでなく
キャンドルホルダーやグラスに挿してインテリアとしても楽しめます。
今日のおまけ
おやつはロイヤルホストのアップルマンゴー(ミニ)パフェ
いま私は中性脂肪値やコレステロール値、そして体重を5キロ減らすため
甘いものを極力食べないようにしています。
ゆるくですが4月から始めた筋トレも続けていて、現在3キロ減まできました。
食べないでいるとさほど甘味を欲さないものですが
先日息子と出かけた近所のロイヤルホストディナーにて
デザートのメニューの中に「アップルマンゴーパフェ」の写真を見つけたときには
我慢することができませんでした。
私がこの世で一番好きな果物は、桃と栗とマンゴーなのです。
「少しくらいいいっか!」(私)「食え食え」(息子)
ということで、久しぶりにパフェを解禁しました。
本当は大きいのをオーダーしたかったけど
ビール、ケールサラダ、コスモドリアのあとに大きなパフェはやり過ぎたよね…
と気持ち控えめにミニパフェにしました。
ミニでも充分満足だったし、隅々までおいしくて幸せでした。