日曜日は札幌芸術の森開園 40周年記念の展覧会「花と獣 いろとかたち」へ。
花や植物、動物たちをテーマにした絵画、彫刻、インスタレーションが、館内はもちろん広大な野外美術館も使ってワイルドに展開されておりました。
札幌が誇る森の美術館らしさが爆発した見事な展覧会でした。
展示は蜷川実花さんの写真作品「Liminal Pathway」でスタート。
花々の写真が転写されたガラス窓に光が差し込むことで、
美術館への長い廊下は水中庭園のように見えました。
特に心を掴まれたのは写真家・岡田敦さんによる馬の写真です。
北海道の東端、根室半島の沖合にあるユルリ島に取り残された野生馬たちを撮影したもの。
立て髪が伸び切り、まるで神の使いのように神秘的な馬たちの美しさが忘れられません。
(写真撮影不可ゾーンだったので図録より転載)

はじめて知った「はしもとみお」さんの木の彫刻作品、どれもこれもよかったー。
こんなに生き生きとして体温を感じる彫刻は見たことがありません。
この子は「わさお」。動き出しそうでかわいらしくて
「頭を撫でたいな」と思っていたら
学芸員の方が「どうぞ触わってあげてください」と。
木の動物なのに撫でたいと思うほど彼らには魂が宿っているのだと思いました。
野外美術館にも作品が点在していて、
風に吹かれながら丘陵を上り下りし作品を巡るのも楽しかったです。
北川陽稔さんの「ある来訪者の抜け殻」。
もう森では秋が始まっていて、大きな栗の木の下に毬栗がたくさん落ちていました。
そして森の奥の樹木の中にひっそりと展示されていた最後の作品が最高に好みでした!
前田明日美さんの「Only us」。
ここにはきっと森の妖精たちが棲みついているに違いないと思いました。
札幌在住のこの若きアーティストの作品を、今後追っていくつもりです。