先週末、朝一番のシアターキノで観た
「I WAS A STRANGER」が衝撃的な内容でした。
この映画は、シリアで2024年まで続いた
アサド独裁政権と反体制派による内戦によって生じた難民たちを巡る物語です。
フィクションではありますが、現実をなぞらえたドキュメンタリータッチなのでほぼノンフィクション。臨場感と没入感がすごく、恐怖の2時間でした。
家族団欒のリビングにいきなり爆弾が落ちてきて、瓦礫に潰され即死した父と母を置いて逃げなくてはならないシーン、
大荒れの海を、定員オーバーのゴムボートひとつで隣国に向かって漕ぎ出さなければならないシーン。
そんなシーンの数々に接しながら「わたし、ここで死ぬんだ」
「圧倒的な負けだな、もう生きれる気がしない」「人生終了」ってなんど思ったことか!
地上戦の壮絶さと、それに対抗するにはあまりにも非力な一般人の現実を
まざまざと見せつけられました。まさに生きるも死ぬも地獄の世界。
そんな地獄が中東国、ロシアやウクライナでは今も起こっているのですよね…
遠い国の戦争が、日本人にとっても人ごとではなくなってきていますが、
この映画を見てからは「非戦」「非暴力」の思いをより一層強くしています。
私はこの日、映画館からの帰り道で美輪明宏さんの訃報を知りました。
ずっと戦争の悲惨さと平和の大切さを訴え「愛があれば戦争なんて生まれない」
と仰っていた美輪さんの言葉の重さを噛み締めています。