先日書店で見つけて手に取った文芸誌「GOAT 2026summer」。
何人か好きな作家がいて魅力的な布陣だし、「食」をテーマにした小説、エッセイ、コラム、対談がびっしり。
ぺらぺらとページをめくると
カラーページはアートっぽくて凝ってるし、切り取って使えるかわいい栞までついていて
全体のデザインにも今っぽさが感じられます。
「この分厚さだし…どうせお高くて2,500円くらいするんでしょ?」と
半ば買うのを諦めながらひっくり返すと
お値段なんと驚きの510円!
即レジに向かったのは言うまでもありません。
文芸誌でこの値段は価格破壊だ…!
「でもディアゴスティーニのように初回限定の値段なんでしょ?」とどこまでも疑り深い私。
家に帰って小学館のホームページで調べてみたところ、この号は4号で、
いままで出版された1〜3号刊全部が510円で販売されていたと知りました。
「気軽に文芸誌を手に取ってたくさんの人に読んでもらいたい」
「紙の書籍が廃れていく一方なのでどうにか小説を読む人を呼び戻したい」
小学館編集者たちのそんな熱い気迫を感じました。
最近よく「物の値段」について考えることがあります。
食品、外食、洋服、公共料金、なんでも値上がりし続けるここ数年、
正直家計のやりくりに必死です。
そんな中で「いくらなんでもそりゃないでしょ」と思うような大幅な値上げをしているものもあれば、「もうちょっと取ってくださいよ…」と言いたくなるような
消費者のことを思って品質を下げずに(もしくはギリギリの工夫をして)
優しい値段をつけている商品もたまにあります。
この「GOAT」もそうですが、そんな商品や企業や個人商店に出会うと
俄然ここで買い物しよう、買ったるで!という気持ちになります。
そんなことをスーパーでもあれこれ考えながらひとつずつ買い物をするので
前よりも買い物に時間がかかるようになってしまいました。
ところで、嘘とミシンの作品につける値段については
「お客さまと私の両方が幸せになる価格はいくらだろうか」ということをじっくり考えて
つけるようにしています。