札幌市資料館、11/5からの5日間は嘘とミシンの個展だけでなく、「絵本とわたし展」も同時開催されます。
絵本作家、イラストレーター、グラフィックデザイナー、彫金家、画家、ジャンルの違う作家たちが集い、一冊の絵本をテーマにそれぞれが自由に創作、作品を展示するという展覧会です。
なんと今年で10周年。私も1回お休みしたのを除き毎回参加している展覧会です。
しかも今年は私と同じく、他の参加メンバーも個展を開催するという豪華な5日間になります。
それぞれの作家さんのファンの方や毎年絵本展に足を運んでくださる方々が集まり、
資料館がとても賑わうことになることでしょう。
10回目の「絵本とわたし展」嘘とミシンは海にまつわる、
ある一冊の絵本をテーマにした作品を仕立てました。
第1回目の懐かしい作品「ねないこだれだ」(せなけいこ作絵)をテーマに制作した
懐かしのおばけバッグとともに、今年の新作を展示する予定です。
どうぞ個展も絵本展も。はしごして楽しんでいただけたらと思います。
さてここからは、おととい行って来た東京のことを。
旅のお話はいつもならブログ「風に乗って空を泳ごう」にたくさんの写真とともに記しているのですが、
展覧会準備中につき、こちらに短めに綴ろうと思います。
今回の日帰り上京旅の目的は、ミナペルホネン の春夏コレクションの予約展示会と、
スタイリスト大森伃佑子さんと山本マナさん、グラフィックデザイナー・NEWTONE、
写真家・戎康友さんの企画展「COPY ©︎」を見ること。
そしてたまたまこの日仕事が休みだった姪と会うこと!
姪とは表参道スパイラルビルにある「家と庭」で楽しいランチをしたあと
雨の中彼女の的確なナビにより青山一丁目のギャラリーTROLLEYへ。
「COPY©︎ 私たち、自分をコピーしました。」
青山霊園のすぐそば、金木犀の香り芳しい住宅街にひっそりと佇む、ギャラリーTROLLEY。
私は大森伃佑子さんのスタイリングがOlive時代からずっと大好きで、
今もその仕事に憧れと尊敬の念をもって見つめています。
多くの雑誌で展開されてきた誌面をcopyしたものをギャラリー中にラフに展示するという試みが、
なんだか東京ぽかった!
すごいクリエイターたちのすごい仕事の写真をあえてコピー用紙でラフに展示して、
「なんならそのコピー作品とかTシャツも販売してるから持って帰ってー」っていうところも含めて、TOKYO。
目の奥が熱くなり、元気が湧いて来ました。
ずーっと個展のために初夏からノンストップで針仕事をしている現在の私は、
まるで「夕鶴」のおつうのように身体中の養分がカラカラになり、だいぶ萎んできていたので。
「今日着ている服を次に着る日が楽しみになるように」
これから冬だというのにファッション業界は来春のコレクションが発表されています。
でもやっぱり春夏ものには心に羽が生えたようにワクワクさせられます。
ミナペルホネン の2026春夏コレクションテーマは
「今日着ている服を次に着る日が楽しみになるように」。
暑い時期が長くなってきた気候変動に合わせて素材や形状にも柔軟に変化を持たせつつ、
身にまとうたびに幸せな気持ちになれそうな詩情豊かな洋服が多かったです。
個人的にはものすごく好きなものが多い「当たり期」で選択に悩むコレクションでした。
今回の東京で一番嬉しかったのは、姪が私に花束のプレゼントをくれたことでした。
Lovécoというブランドの商品で、洋服の生地で作られたサステナブルフラワーなんです。
「ともちゃんに似合うものを」と一本ずつ選び、ブーケを作ってくれたんだぁー
姪の気持ちに感激する叔母の図をご覧ください。
時にはおむつを替え、息子とシュウマイを取り合って泣くのをなだめ…数々の成長の節目を祝ってきた。
彼女との思い出は数えきれません。
姪との時間は私にとって人生の幸せそのものです。
って、旅行記はやっぱり長くなっちゃいますね!
おしまい