淡いピンクにグレージュのドット。薄くて向こう側が透けて見えるような柔らかな生地を使ったかわいらしいトートバッグができました。
持ち手と内側はペールピンクのサテン生地を使っています。そしてこのバッグにはもれなく「ぶたさんブローチ」がついてきます。
そう、このBoo Boo Totebagは豚さんをイメージしてデザインしたものなんです。
2段のフリルはいつもより少し控えめ、甘さ控えめです。
ピンクのドット生地は薄手と書きましたが、芯地を貼り、持ち手の部分もしっかり頑丈に縫製し、長く使える工夫をしています。
バッグのお好きな場所につけて欲しくて豚さんは固定させずブローチにしました。
もちろん、豚さんをつけずにお手持ちのブローチやコサージュで個性をプラスしてもらえたら、
それもとても素敵です。
ところでこの豚さん、出来上がってから気がついたのですが、「ぶりぶりざえもん」に似てるような…
そう、クレヨンしんちゃんに時々登場する「ぶりぶりざえもん」です。
Boo Boo Totebagは個展「面影アパートメント」で展示販売します。
「花屋で見る夢」
夕飯の買い物帰り、ワインボトルが重かったけど「家に飾る今週のお花を買おう」と思い立ちました。
その時、贔屓にしてるお花屋さんからは少し遠い場所にいたので
「どうしようかな?あ!あそこにいこう」と 一度しか買ったことのないお花屋さんに寄ることにしました。
しかし目当てのお店は17時過ぎでもう閉まっていたのです。
この写真は閉店後の「夜のお花屋さん」の様子です。
誰もいないお店でひっそりとお花たちがこちらを見つめているような、
その美しさを「どうぞ見てちょうだい」と誇らしげに語りかけてくるような。
物言わぬ花たちからそんな気配を受け取りました。
子どもの頃、真夜中のデパートに潜入して、いろんな階を行き来して自由に過ごし、
散々遊んだあとは家具コーナーの大きなベッドで眠りたいと空想を楽しんだものですが
今、もしどこかにこっそり宿泊できるとしたら!
閉店後のお花屋さんの床に布団を敷いて、色とりどりの花たちと一緒に眠りたいと思っています。
ひんやりと寒く静まり返ったお店で、もしかしたら花たちの呼吸の音が聞こえるかもしれません。