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踊るティーポットブローチ/洋書への憧れ

個展「面影アパートメント」では、ギャラリーの真ん中に食卓を模したテーブルを配置しようと思っているのですが

こちらの「ティーポットブローチ」はそのテーブルに並べる予定です。

ティーポットたちが華やかなドレスをまとって踊っているようにも見える楽しいブローチ。

メインの生地はコーデュロイだったりネルだったりと、秋冬のあたたかな素材を使っています。

バッグのすみっこに、ニットの胸に。華やかな「ティーポットブローチ」をぜひ。

 

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「本の話」

ティーポットブローチの下に敷いたのは「Brides in VOGUE」という洋書で、大切にしている本です。

1910年代から80年代までのウェディングドレスの年代ごとの流行を紹介した本で、

どのページもスタイリングやモデル(女優も)がすごく素敵なんです。

私が一番好きなのはやっぱり1920年代のドレス。

この洋書は高校生の時に、札幌の雑貨屋さん「pasque」というお店でお小遣いを使って買いました。

いまでこそ、どんな書店にも洋書コーナーはありますが、当時は丸善とpasqueくらいにしかなかったように記憶しています。

おしゃれな洋書は珍しく、しかも高価でした。

そしてそんな洋書にはたいていブーブー紙と呼んでいた半透明のトレーシングペーパーがかかっていて、それを破らないようにそっと扱う所作も特別な感じがしたものです。

 

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